LESSON 58 / 76
Takeoff Engine FailureとAccelerate-Stop / Go
離陸と着陸
訓練生キャプテン、Light Twinの離陸中にEngineが止まったら、双発だからそのまま上がるのが基本ですか?
キャプテン違う。最初の仕事はAircraft Controlだ。そして離陸前に「どこまでならStopするか」「Airborne後に本当にContinueできるPerformanceがあるか」を考えておく必要がある。
Accelerate-Stop Distance
Accelerate-Stopは、離陸滑走で所定速度まで加速した後にTakeoffをRejectし、停止するために必要な距離を考える概念。Commercial ACSでもEngine Failure Before VMCのKnowledgeとしてAccelerate/Stop Distanceが明示されている。
Accelerate-Go Distance
キャプテンAccelerate-GoはEngine Failure後も離陸を継続し、所定の高度まで到達するためのPerformanceを考える概念だ。ただしLight TwinではTransport CategoryのV1のように「ここを越えたら必ずGo」という単純なDecision Speedを持たない機体も多い。POH/AFMのPerformance DataとRunway・Obstacle・Weatherを使って事前に判断する。
IMPORTANT:Low Altitude OEIで「飛べるはず」と思い込まない。VMCを上回っていてもClimb Performanceが不足することはある。ACSも、VYSEでClimbできない場合はMinimum Sinkを維持し、安全なLanding Areaを選ぶ判断を求めている。
Engine Failure After Liftoff
After Liftoffでは、Controlを維持し、適切なOEI Airspeedへ、Dragを減らし、Manufacturer Procedureに従ってIdentify / Verify / Feather / Secureを進める。障害物、Runway Remaining、Altitude、Climb Capabilityによって、最も安全な着陸判断は変わる。
Takeoff Briefingで先に決める
キャプテン「故障してから考える」のでは遅い。Before Takeoff Briefingで、Failure on the Roll、After Liftoff、Positive Climb後などの大まかなDecisionを共有しておく。実際のSpeedやConfigurationはその機体のPOH/AFMと訓練手順を使う。
SUMMARY
Light TwinのTakeoff Engine Failureは“Go/No-Goの暗記”ではなくPerformance Planningの問題。Accelerate-Stop / Go、VMC、VYSE、Obstacle、Runway、Density Altitudeを出発前にまとめて判断する。